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慢性疼痛

聞きなれない言葉ですが 痛みが長く続いている状態を慢性疼痛と呼びます。
一般的には3ヶ月以上日常生活が制限されるようなひどい痛みで困っている状態をさします。
以前は痛みの治療には有名なものですとロキソニンなどの消炎鎮痛剤を使うぐらいしかありませんでしたが、最近は痛みの治療薬の開発はめざましくいろいろな薬ができました。

ロキソニンなどの痛み止めは痛む場所で起きている炎症を抑えることで効果を発揮しますので最適な使用対象としては骨折・打撲・捻挫などの急な怪我や、ぎっくり腰、痛風などの関節炎、膝に炎症が起こって水がたまっている状態などが考えられます。
長引く痛みの方にももちろんこれらは使われますし効果的であれば良いのですが、長く服用を続けることで胃潰瘍を引き起こしたりすることもありますので飲んでもあまり効いていないのであれば変更を考える必要があるかもしれません。

最近の痛みの研究で、長引く痛みの原因として痛みの伝達が過敏に反応しすぎる状態になっているということもわかってきており 痛みの伝達を正常な状態に近づけるという最近の薬は長引く痛みで困っている方の治療に新たな方向性を提案します。
またこれら最近の薬は全員にではありませんが眠気・吐き気・便秘など様々な副作用を起こすこともあり 副作用の程度との折り合いをつけて使用する必要があることも考慮しなくてはいけません。
ここからは 具体的な症例について考えてみましょう。 

ケース1
膝や腰の痛みは半年前から続いているが病院にはかかったことがない。


この場合半年痛みはありますが、治療をしていませんのでまず医師の勧める標準的 な治療をまず数ヶ月するべきでしょう。 


ケース2
以前から様々な病院に行って色々な治療をしてきたが膝や腰の痛みが続く、手術を 勧める医師もいたが手術は受けたくない あるいは手術を受けたいが高齢で手術は 危険が大きいと言われて受けれない。


このような患者さんが痛みの伝達を正常な状態に近づけるという最近の薬を副作用 に気をつけて使ってみるのに最も適していると思われます。


ケース3
膝の腫れが続き痛む。何度も水を抜いている。


この場合炎症による痛みなので試してみる価値はありますが最近の薬の効果が大き いとはなかなか言いにくいと思います。



最近の痛みの治療は進歩していますので 色々してみたが 良くならず治療をやめてしまったというような患者さんにこそ一度受診をお勧めします。

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